トイレ掃除125|朝活53|宿題について
家で勉強をする習慣を身につけた子どもたちを育てたい。
これは子どもの成長を考える者ならば誰しもが考えることではないか。
では手段はどうか。
よくあるのが宿題である。
宿題をさせることで家で勉強する習慣をつけさせようといったことだ。
そういった考えもあっていいと思う。
しかし、宿題をやる義務は子どもにはない。
こういった思想をもっている教師は少ないように思う。
または、気づいていないのかもしれない。
宿題をやってこないからといって注意叱責をする教師がいるが、私はそういった教師に教わりたいとは思わない。
勉強は強制されてやるものではないからだ。
本来、新しいことを知るということは楽しいことのはずだ。
知的好奇心を低下させてしまうものが宿題だ。
力のある教師は宿題を出さない。
では、何で力をつけていくのか。
授業である。
授業で子どもたちの力をつけていくのが教師の役目ではないか。
宿題では力はつかない。
むしろ逆効果だと思う。
授業の質が高く、子どもたちに学ぶ意欲を高めていくような授業であれば、何も言わずとも家で学ぶはずだ。
そういった実践を見てきた。
このような実践を知らない人には信じられないかもしれない。
しかし、授業の質が本当に高いと、何も言わずとも子どもは自ら勉強してくるようになるのだ。
しかも学級集団で学んでいるから、そういった自学の思想が伝播し学級に広がっていく。
学級経営とからめていけば、相乗効果が生まれ、自ら学ぶ子どもたち集団にいつの間にかなっていく。
こういった実践が確かにあるのだ。
宿題を強制する教師よりも、上に述べたようなプロ教師の道を歩みたい。
教育は人なり。
勉強しろと言うならば、まずは自分が学び続けよう。
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