名人の心がけ
『平澤興講話選集「生きる力」』より
今日は音楽家のバッハの話であります。
バッハはご承知のとおりオルガン音楽に、
同時に近代音楽に魂を入れた
大物のひとりであります。十八世紀に生きた人であります。
偉大な音楽家であるというよりも
信仰の厚い人であります。したがって彼の音楽の特徴は
どこまでも心に食い入るような
魂に食い込むような
そういう特徴の音楽であります。ただ上手いとか下手だとか、
そんな表現ではあらわせない、
まったく根本的にそういうものです。彼は、あるところに書いているのであります。
自分はいつも世界一の音楽家に
聴いてもらうつもりで演奏しておる。その人はそこにはおらないだろうけれども、
とにかく私はそのつもりで演奏しておると。そういうことを書いておるのでありますが、
これはなかなか大変な言葉だと思うのであります。「常に世界一の音楽家に聴いてもらうつもりで
演奏をしておる。たぶんその人はそこにはおらないだろうが
そのつもりでおる」。この言葉は、言葉としては簡単な言葉であります。
しかしいつでもそういうふうに、
ただいい加減な小手先で
オルガンを弾いておるわけではないのです。生命がけというと、ちょっとまた
本当の意味とは違ってくるのでありますが。生命がけではありますが、楽しみながら、
ひざまづきながら音楽をやっておるのであります。
そういう深い信仰から、オルガン音楽の主なものは、
教会のオルガンであります。日本の教会ではちょっと想像はできません。
外国の教会は大きいですから、
大きいものがたくさんあります。私はそういうところに行って
五、六回くらいは聴いておると思うのでありますが、
誠にオルガンの響きというのはおおらかで、
しかも音がやわらかくて、心に食い入るような
感じがするのであります。そういうことで一生をおくった人であります。
常に世界一の音楽家に聴いてもらうつもりで演奏をしている。
その人がそこにいなくても。
この考え方は深く重い。
でも、使っている言葉は難しくない。
小中学生でも理解できる言葉だ。
言葉の重みはどこからくるのか。
それは、やはり、『口先ではない』という点からくるのだろう。
事実、行動として、姿として、それを示し続けている生き方からくるのだろう。
私はそう解釈した。
毎日トイレ掃除209日継続
変わりなくトイレ掃除をし終えた。
朝活137日継続
今朝は散歩に行く時間がなかった。
起きたのが6時過ぎだったためである。
短い読書の中で、次の言葉と出会った。
真の成功とは、人の成功を助けること
共感。
ジム
ジムでは懸垂を中心にトレーニングをした。
計30回ほどだったか。
その後、少し負荷をかけたウォーキングを15分。
いい汗をかいた。
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