大人の幸福論
藤尾秀昭・著『小さな修養論1』【致知出版社】より
我われは遠くから来た。
そして遠くまで行くのだ——若年期に出合ったこの言葉を
いまも時折思い出し、
口ずさむことがある。
誰の言葉かは知らない。ゴーギャンの絵に
「我われはどこから来たのか。
我われは何者か。
我われはどこへ行くのか」と
題された絵があるが、
これに由来してつくられた言葉なのかもしれない。人類の始まりは
百三十七億年前のビッグバンにさかのぼる。
素粒子や中性子が飛び交い、
天も地もない雲霧朦朧たる時期が
何十億年も続く。
やがて大気が冷え、
物質のもととなる原子が生まれ、
四十六億年前に地球が誕生した。
その地球だけに、
なぜかは分からないが水が生成し、
その中に単細胞生命が生まれる。
三十八億年前のことである。単細胞生命は十数億年を経て
雌雄に分かれる。
雌から雄が分かれ出たのだ。
生命の革命である。ここから地球上の生命は
曼陀羅のように多種多様な
軌跡を描いて発展していく。
人間もまた、その果てしない
創造進化の中から誕生した。
実に私たちは遠くから来たのだ。太古から今日まで、
生命は一貫して
二つの原理によって存在している、という。一つは代謝であり、
もう一つはコミュニケーションである。代謝によってエネルギーをつくる。
コミュニケーションによって
新しい生命を生み出す。
この二つの原理によらなければ、
あらゆる生命は存在し得ない。この生命を生命たらしめている
二つの原理は、
人間の幸福の原理と
対をなすように思われる。即ち、あらゆる面で
代謝(出と入)をよくすること。
そして物を含めた
他者とのコミュニケーションをよくすること。
そこに人間の幸福感は生まれるのだ。
聖賢の教えは、極論すれば、
この二つを円滑にするための
心得を説いたもの、とも言える。脳の専門医、林成之氏は、
どんな人の脳も三つの本能を持っている、という。一は「生きたい」、
二は「知りたい」、
三は「仲間になりたい」という本能である。
この脳の本能から導き出せる
「脳が求める生き方」は一つである。「世の中に貢献しつつ安定して生きたい」
ということである。
脳の本能を満たして具現するこの生き方は、
そのまま人が幸福に生きる道と重なり合う。
そこに大いなる宇宙意志をみる思いがする。遠くから来た私たちは、
宇宙意志のもとに、
幸福を求めて遠くまで
歩み続けているのかもしれない。最後に、四十年ハガキ道を
伝道してきた坂田道信さんの言葉を紹介する。「どんな人と一緒になっても、
どんなことに出くわしても
つぶされない人格をつくり、
幸せに楽しくいられるような人になりたい」大人の幸福論を説いて、
これ以上の言葉はない。
何度も何度も繰り返し読みたい文章である。
脳科学と宇宙のつながりが見えてくる。
生きたい、知りたい、仲間になりたい。
代謝によるエネルギー、コミュニケーションによる生命のつながり。
貢献しつつ安定して生きたい。
すべてがつながりながら壮大に広がっていくのが分かる。
知識が強固になっていくようだ。
知識や技術を、
いかにして技能や生き方へと行動へと進化させていくことができるか。
この星は行動の星。
この言葉ともつながり合う。
毎日トイレ掃除133日継続
ブログを見てコメントをくださる方がいる。
心からうれしく思う。
励みにし、自分自身の心を磨いていく努力をしていく。
朝活161日継続
朝散歩と朝読書。
たったこれだけの朝活である。
大したことは何一つしていない。
グレードアップさせたいとは思っている・・・。
ジム
胸筋を鍛えた。
いい刺激が入った。
ダンベルを使ったトレーニングだ。
ストレッチを感じながら丁寧に行った。
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